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10.18 スラッシュファンダム研究

今回私は安野モヨコさんの著作「監督不行届」を読みました。今までファン&ファンダム作品を読んだことがなかったのでこれが初めての作品でした。この作品は、作者と超絶オタクの夫との結婚生活について描かれています。夫の家での奇行に驚きながらもだんだんとオタクに染まっていく作者の姿がとても面白く印象深いです。漫画家の妻が描くオタクの夫の世界観は、事実を5倍くらい誇張し、面白おかしく描かれていて、読者に対してユーモアを提供していることが強く感じられました。

そしてこの夫婦はお互いにいい意味で影響し合い、2人が変化していく姿が読んでいてワクワクしました。妻はオタクに、夫は容姿を磨く。お互いがお互いの好きなもの、こだわりを否定していくのではなく、理解し合って生きているこの2人の世界観が混ざり合っていて素敵だな、とも感じました。

「電車男」はオタクをカルチャーにまで高めた作品だと考える。そもそも90年代中頃まで「オタク」蔑称であり、ネガティブなイメージしかなかった。宮崎勤事件でさらにそのイメージは悪化した。

しかし、気弱なオタク青年が可憐な女性と恋に落ちるこの作品は元々掲示板の2チャンネルでのやり取りがきっかけでうまれた作品で、メイド喫茶やガンダムプラモデル、ネット用語がたくさん登場したことにより未知であったオタク文化がメディア露出する機会となった。このことでカジュアルな印象になり広範囲の人に受け入れられるようになった。

「電車男」はオタクをポジティブなイメージに塗り替えた。

 

 

  1. ファンダムの長所と問題点

     

    長所:日本経済に影響を与える

    問題点:執着と不健康または人間関係に悪影響をもたらすほど過剰に熱狂している者がいること。

    それぞれのファンダムの中でしか人間関係を築けない人が多い。

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